何だこのお花。
本当に神秘的でかわいいじゃないか。
仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる。また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶ。
寒帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。
発熱のメカニズムは、根に蓄えられていた炭水化物が、花序細胞のミトコンドリアにエネルギーとして運ばれ、酸素と結びつくことで起こる。この反応には、「脱共役タンパク質」(だつきょうえきたんぱくしつ)が関わっていることが突き止められているが、このタンパク質は、動物の体温維持に必要な物質として知られており、通常、植物には存在しない。
発熱時の悪臭と熱によって花粉を媒介する昆虫(訪花昆虫)であるハエ類をおびき寄せると考えられている。全草に悪臭があることから英語では Skunk Cabbage(スカンクキャベツ)の呼び名がある。
同属に、ヒメザゼンソウ(Symplocarpus nipponicus Makino)がある。こちらは花の大きさが数cmでザゼンソウよりもかなり小さく、夏頃に開花する。
繁殖様式
一つの肉穂花序には約100個の小花(両性花)がある。個々の小花は雌性先熟の開花システムを持ち、雌性期(雌蕊のみが成熟して露出した期間)と短い両性期(雌蕊と雄蕊が同時に露出する期間)を経て、雄性期(雄蕊のみが露出した期間)の順で性表現を変える。花序での発熱は雌性期と両性期で顕著であり、雄性期に至ると急速に発熱は低下する。この植物は自家不和合であり、昆虫などによる送粉(花粉の運搬)を必要とする。しかしながら気温の低い時期に開花するため、訪花昆虫の活動は低調であり、そのため種子の結実率は低い。
多くの種子は野ネズミによって食害されるが、一部は野ネズミの貯食行為によって運ばれる。種子はそれによって散布され、被食を逃れて発芽することが出来る。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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